not simple

デザインと言葉の実験です

UI/UXデザイナーのみなさん。

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こんにちは。


なぜかインターネット界隈のデザイナーの採用に関わるポジションにいることが多く

過去にデザイナーのポートフォリオを4桁は見ていて、3桁以上のデザイナーと面接しているんですが

比較的地雷だったりするのがUI/UXデザイナーと自称する方、という経験があります。


スマートフォンをはじめとするタッチデバイス全盛の昨今

ユーザーインターフェイス(UI)がユーザーエクスペリエンス(UX)に影響する度合いが大きいというのに理解はあるのですが

前者と後者でそもそも抽象度が違いすぎるし、スキルセットも違うので

安易にUI/UXデザイナーと称することはオススメしていません。

稀にこの間を行き来できる方をお見かけしますが、本当に稀でお会いできたのはまだ1桁です。


よくあるのが実はただの

Photoshopおじさんだったり

Sketchプラグイン探求おじさんだったり

ワイヤーに色塗りするのが仕事おじさんだったり

抽象化おじさんだったり

フレームワークおじさんだったり

ユーザーテストおじさんだったり

プロトタイプ作るのが手段の目的化してるおじさんだったり

します。

すごく自戒の意味の強い文ですね。


これらを総合的にできるようになって、UI/UXデザイナーという肩書きとつり合うのかな、と思っていて

ひとりでやるには辛すぎるし

なおかつUI/UXというのが一種のバスワードとして取り扱われていて

採用側が安易に使ってしまっているのがそもそもの問題ということもあり

UXをきちんと学術的に研究研鑽している人に申し訳ないという気持ちも込めて

あらためて、UI/UXデザイナーといういいかたは滅びを迎えてほしいと切に思っています。


さようなら