「この世界の片隅に」を見て無が生まれた話
見てきました。
個人的に★は無です。
戦時中の呉でつつましく暮らす女性の暮らしを描いた映画で
話自体は良くできていて
構成も2時間以上のアニメーションなのに
飽きずに見れたので
そこはすごいなあ、と思うものの
なにか始めから主人公の仕草に
あざとさというか現実感のなさを感じてしまい
まったく感情移入ができなかったんですね。
どんな映画もそれなりに楽しめる人なんですが
見ている間ずっと★2くらいだなーって感じでみていて
なんでかなーと考えてみたんですが
内省の結果、2つあり
1つ目はおそらく登場人物の
「自由意志の欠如」で
これは戦時中の話なので致し方はないと思いますがもやもやします。
2つ目の方が決定的で、なんか要所要所に
「感動の押し売り」
みたいな印象を持ってしまったんですね。
ネタバレになるので要所を書くのは控えますが
作り手の意図を強く感じてしまい
入り込めなかったという類のそれです。
ずっと★2でみてたんですが
映画のラストもご都合主義感あったのと
スタッフロールあとに
クラウドファウンディングでご協力いただいたみなさま、を
延々と見せつけられる苦行があり
なんか頑張って作りました!感を
出された印象があって
★が無になりました。
完全に
僕のひねくれたものの見方のせいで生まれた無であり
あとお話自体はふつうに面白いと思いますので
おすすめしています。