not simple

デザインと言葉の実験です

良いところを指摘する方がデザインは良くなる

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デザイナーという職業柄

クリエイティブやサービスやアプリなどなど

デザインという観点で

意見を求められることが多いのですが

こういう時って気を抜いているというか油断してると

悪いところの指摘が先行して

良いところの指摘を忘れるので

気をつけているという心がけがあります


デザインに対して

特に見た目に関しては

悪いところを言語化するのは

非常に難易度が低くやりがちで

逆に良いところを言語化するのは

難易度が高く

意識してないとあえて言わないケースが

多くなるのかなあと


デザインの

良いところを意識して言うようにしてるというのは

悪いところの改善をしやすくするためという文脈があり

悪いところだけ指摘すると

そこだけ直して整合性が取れなくなったり

逆に良いところを改悪してしまう場合があるため

良いところを指摘して認識してもらうというのは

重要だと思っています


あと

単純に

褒めてから足りないところを指摘する方が

気持ち的に改善に目が向きやすい

というのもあります

いいことを言っていますが、僕です


何か意見を言うというのは

立場はどうであれ

対象をより良くしたいとか

正しい状態に導きたいというような

前向きな前提のもとに展開されるのが

健全かなあと思っている派閥にいるので

デザインの良いところをちゃんと探して

言語化するのを

忘れないようにしたいですね


ちなみに

ちなんでないんですが

デザインのフィードバックで細かい改善案しか出てこなかった場合

それは完成に近づいてきているという指標ともなり

いいんですが

大雑把なデザイン案の最初の方から

細かいところの指摘しかしてこない人を

重箱おじさんと

呼称すると制約と誓約しています