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not simple

デザインと言葉の実験です

あなたがデザインしたそれが世界のデザインの平均値を下げていないか?

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デザインにまつわる先人の言葉。

「あなたがデザインしたそれが世界のデザインの平均値を下げていないか?世界中のデザインを施されたものに、品質や美しさの平均値が仮にあったとして、その平均値を下げてしまうくらいなら、あなたはそれをなんとかしなければならないし、できないなら、タンスの片隅に引っ込めてしまうのが良い。」(1982, eokte ich mohri)


今も昔も自分が作ったモノを世に出す際に、必ず脳内に響き渡る先人の言葉です。この教えを守るには、広く世の中のデザイン(表層的なものでも、仕組みとしてのそれにしても)を追いかけていかなければならないし、おそらくその平均値とやらは変動するし、そもそも平均値の話は仮なので結局は自分の納得感みたいなことになるし、正直いろいろとしんどいのですが、自分が納得できないものを世に出すくらいなら、と思い意識するようにしています。


デザインの品質について、ロジカルに語れる部分はある程度定量的に語れるものの、定性的な部分、特に見た目や感性の部分に関しては、その担保はデザイナーの良識というか善意に任されている部分が多く、正解はない部分でもあるので、自分の中で明確な基準をもち、常にアップデートしていくことがデザイナーには求められると思っていますが、これもなかなかしんどいです。


一番しんどいのは冒頭の引用の先人が実在しないことです。平均値を下げないようにがんばります。