not simple

デザインと言葉の実験です

2017年振り返り / デザイナーとして

ひさびさにブログを更新しているということで年末暇なんだなこいつ、ということが予想されますがその通りです。デザイナーとしての今年の振り返りを書きます。

お仕事としては飽きもせず、2017年もデザイナーとして過ごしたのですが、振り返ってみると今年は特にいわゆる「見た目のデザイン」みたいなとこ以外のデザインを重点的に考えやっていた気がします。デザインチームの構築、メンバーの成長、組織全体へのデザインの浸透、みたいなところが主だったところです。

デザインチームの構築

2017年はじめ、現在所属している組織ではデザイナーが数名所属していたのですが、プロジェクト配置型になっており、デザイナーの横断的な組織がなく、ゆるい横断的なつながりが存在するのみでした。人によってはデザインの仕事が無くなってずっとリサーチとか資料作成やっていた人もおり、悲しみがありました。

プロジェクトにデザイナーががっつりはいってやること自体は賛成派なのですが、往往にして「アサインされたサービスが成功している is デザイナーとしてすごい」という評価になりがち、かつ逆も然りになるので、本当に優秀でスキルのあるデザイナーを適切な配置にできなかったあげく、組織として失うのはリスクじゃない、という危機感があり、偉い人にお願いして組織化した、という経緯があります。

その時の思いがブログで残ってました。振り返り感あります。 ottiee.hatenablog.com

で、だいたい組織一年回してきて、まあ概ね良かったんじゃないかな、という思いがあります。それなりにデザインチームも認知されてきて、社内だけでなくグループ会社からの依頼とかも増えてきて、ちょっと人足りない感すら出てきているので良い傾向です。デザインの大事さ、みたいな認知も少しずつ上がってきてるんじゃないかな、多分。

メンバーの成長

チームのメンバーにタスクをお任せすることが多くなっています。もちろん信頼の上でやっているわけですが、成長軸の観点が大きいと思われます。特に最近顕著なのですが、自分の成長よりメンバーの成長をがモチベーションになってる傾向があり、後輩のデザイナーがいいデザインを提出してくると自分がデザイン作って採用されたりするより嬉しくなったり、ディレクションよりの業務を任せた時にうまく回したりとか、会議のファシリテーションがうまくなったりとか、そういうのが仕事のモチベーションの主軸になってきています。なんか老いている感があり、そろそろ死期が迫ってるんじゃないかな、と書いてて思いました。

組織全体へのデザインの浸透

前述二項と関連しますが、これも意識的にやっていたことでした。勉強会やったり、社内掲示物やグッズを作りまくったり、会社のエレメントを変更してみたり。見た目のデザインも大事だし、業務の設計や組織のあれこれもデザインの範疇というか本質で、やりきれてないですが、組織全体で少しは意識向上したんじゃないかな、とは思ってます。継続的に、かつ深度を深めて取り組む来年の課題です。

まとめ

来年も頑張るぞ。